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11月10日 正規練 30本田

 

 

 こんにちは!今回のブログは30の本田が担当します。西条は,最近より一層冷え込んできました。冬がやってきたのでしょうか?暖かい布団の中から出ていきにくくなりますね。そんな暖かい布団の中で,最近DAZNのサッカーのハイライトを見ています。やはり,サッカーというと欧州5大リーグが,レベルが高く面白いですね。

 

 イングランドのマンチェスター・シティーというクラブにジョゼップ・グアルディオラという監督がいます。彼は,その斬新的なフットボール観から「革命家」とも呼ばれています。彼について,こんな有名な話があります。前クラブでの,練習後のことです。ある選手が,彼の下へやってきて,「練習の最後に少し走っても良いですか?」と尋ねました。すると,彼は笑って「君はスポーツ科学を知らないのか?それは,プラシーボ効果でしかない。君は,とてもつらい練習をやり切ったと思い込みたいだけだ。」と答えたそうです(中略あり)。「プラシーボ」は「偽薬」を意味する言葉で,「プラシーボ効果」というのは,本来薬としての効果を持たない物質によって,得られる効果のことを指します。ここでは,錯覚や自己満に近い言葉として使われています。

 

 ある意味,「部活」という存在自体が彼の言う「プラシーボ効果」に近いと考えています。部活に入って練習していれば,強くなれると思っている人は多かれ少なかれいるのではないでしょうか。一生懸命声を出し,きつくても足を動かし,たくさん開放練・自由練に参加することで,「心理的な充足」を満たしている人は多いと思います。もちろん,「量」をこなし,全力でいることを否定するつもりはありません。しかし,「質」の伴っていない練習にはあまり意味がないと思います。小学校で,間違った漢字をノートに複数回書いているとき,「なんて無意味な時間だろう?」と思いませんでしたか?僕的にはそんなイメージです。また,「心理的な充足」しか得られない練習も,意味がないと思うので,練習を考えるときにもこの考え方は,応用できるのかなと思います。

 

 部活では,「目標」を言う時間を設けているので,この「目標」を柱として,練習に取り組むことで,「質」の伴った練習を行うことができると思います。そう考えるとある意味,抽象的で広義的な「目標」を述べた方が良いのかもしれません。

 

 

 クリティカルな視点のブログとなりましたが,これで今回のブログを終わります。ありがとうございました。

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コメント: 1
  • #1

    30 高橋 (火曜日, 01 12月 2020 11:59)

    確かにこれは部活という場面だけでなく普段の生活において、誰にでも当てはまりうることだと思います。ただ、質が伴っていることの方が大事と思いますが、一概に意味がないというのではなく、それまで耐え抜いてきた厳しい練習は自信につながり、スポーツなどにおいては気持ちなどの面で優位に立てるのではと思います。

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