· 

11月8日 混合練 01泉屋

 とうとうやってきました。

 01幹部最後のブログです。ここから9人分の切り口で大学バドミントン生活の振りかえりを見ることが出来ると思うので楽しみにしていてください。初っ端は01泉屋が務めさせていただきます。

 

 今回のブログは、大きな2本の柱で話をしようと思います。1つ目は、「選手としての3年間」。2つ目は、「主将としての1年間」です。

 本題に行く前に、僕にとってブログは日常の発見をシェアする場所だと考えています。毎回僕のブログのテーマは、”読んだ人がバドミントンを別視点から捉えるきっかけになるもの”を意識しています。今までも読んだ本の内容から部活を見直してみたり、就活の視点からバドミントン部を見てみたりしました。ぜひ、02、03も自分のバドミントン事情を話すのも良いですが、ブログでは自分のバドミントンに対する姿勢や考え方、捉え方をシェアしてほしいなと思います。

 

 本題に入ります。まず1つ目は「選手としての3年間」についてです。ここではさらに「技術編」と「精神編」に分けます。

 

 まずは「技術編」です。僕がバドミントン部に入ったきっかけは、「楽しいバドミントンより面白いバドミントンがしたかったから」です。部活に入っている皆さんには、”楽しい”と”面白い”のニュアンスの違いを理解してもらえると思います。面白いバドミントンをするためには、駆け引きや理想のプレーをするために技術力が欠かせません。ここでは大学に入学してから意識的に取り組んだことを話したいと思います。具体的な方法よりも抽象的なことを伝えるので、読んだ人各々が自分なりに噛み砕いて実践してもらいたいなと思います。

 入部当初、高校始めの僕は周りの同期との実力差にコンプレックスがありました。そこで決意したことは、「これまでの時間の差をこれからの時間の濃さで詰めていく」ことでした。具体的には、同じ正規練の中で少し早く走ってみたり最後の1秒まで動き続けたりすることを3年間続けました。ちょっとの差ですが、不器用な自分にとって経験値や実力差を埋めるにはこれしかありませんでした。もちろんしんどい時期はありました。ランク戦で同じ人に負け続けた時期は死にたくなりました。しかし、バドミントンに逆転満塁ホームランは無いことも知っていたので負けた後も自分にできることを淡々と続けました。結果として、入部当初に比べれば同期とのラリーに参加できる資格は得られるぐらいの実力になったのかなと思っています。3年間頑張り続けたことは、ひたすら少しの差を埋め続けることでした。後輩たちは残りの現役生活限りがあることを理解してコツコツ積み上げてほしいです。

 

 次は「精神編」です。現在と入部当初で大きく違うのはここだと思います。試合に臨む気持ちが変わりました。高校時代や大学入学当初は、目の前の1点をいかに早く取るのかばかりに意識が行って、点を取ったり取られたりする間に一喜一憂していました。「イケてるときはそこそこだけど、崩れると脆い」ような状態でした。

 このメンタリティが変わったのは上述のランク戦に負け続けた時期でした。勝つために足りないことに目を向け、試合は最後に勝てればいいという発想に転換しました。これが功を奏し、試合中に目の前の点を取ることよりも流れを掴んだり点の取り方に頭を使ったりするようになりました。相変わらず必死こいて点を取る方法しかできませんが、これが僕のシングルスにはしっくりきていると思います。

 メンタルにONとOFFのスイッチはないですが、考え方1つでONに近づけることが出来ると思います。試合の中盤になると自然と集中できていた、終わってみればあっという間の時間だったと感じることはしばしばあります。ランクの上位にいる人は僕よりもその状態への持っていき方が上手いのかなと思います。後輩たちに伝えたいことは、ボーっとしててもメンタルは強くならないので必死に頭をフル回転させてほしいなってことです。

 

 以上で「選手編」を締めようと思います。ぶっちゃけ文章にしていない自主練のことや外部の知見を取り入れたこと、試合中のセルフトークなど色々あるので気になったら聞きに来てください。全力で答えさせてもらいます。

 

 2つ目の柱の「主将編」に移ります。結論、主将を務めれて幸せだったなと引退する1か月前の今日から感じています。その理由を述べていきます。

 

 まず1つ目は、周りの”当たり前”への感謝を実感できたことです。バドミントン部は小さな組織ですが、その内部には18人の現役部員のそれぞれの行動があります。縦社会の体育会で当たり前とされている、後輩が積極的に準備をすることや役職についた人が仕事をすることは、決して普通のことではなく常にありがたいことだと思います。体育館の準備もOB関係の仕事も会計も自分1人ではできません。主将として1人1人に目を向ける時間が出来たからこそ小さな行動1つに感謝できています。もちろん与えられた役割を果たせていなかったら話は別ですが、その環境を作るのは僕の役割なので至らぬ点はお互い様にあるってことにしましょう。もしこのブログを読んでいる人の中で今の部活が当たり前になっている人がいたら、いろんな人の行動に目を向けると新たな発見があるのではないでしょうか。

 

 2つ目は、「信頼」の難しさです。上述の感謝につながる話ですが、仕事を任せることはお互いを信頼しないと成立しません。期待と失望は表裏一体で、任せる側にも任せられる側にも責任が生じます。この体験を何度も繰り返し経験できるのは主将だけでしょう。僕は、幹部のみんなを信じているので最終結果が出るまでの過程に関して口出しはせず、求められたときや大きく方針が逸れた場面のみ発言するようにしてきました。僕に任せられた役割は、部員みんなが試合に参加できる環境を作ったり練習環境を整えたりすることでした。コロナ禍で普通じゃない波の激しい1年でしたが、乗り越えられてよかったなと思います。1年を通して、幹部それぞれが自分の責務を全うしてくれていると感じています。あと1ヶ月間も頑張って走り抜けましょう。

 

 最後3つ目は、見られる立場になって成長できたことです。毎回の練習で前に立って色々喋ります。幹部になる前は、1人の部員だったのでどんな気持ちで部活に臨んでいても周りに大きく影響することはありませんでした。しかし、幹部になってから僕のテンション感が練習に影響を及ぼすと感じ、部活に臨む気持ちが変わりました。みんなの前に立った時の言動1つ1つが見られていると思って気を配ってました。僕も人間なので良くない雰囲気で始めてしまった日もあるかもしれませんが、毎回良い練習になるように努めてきました。1年間で自分だけじゃなくてみんなが成長できる部活になってたらこの上ない幸せです。

 

 総括すると、広島大学バドミントン部の3年間は他には代えられない充実して楽しい時間でした!

 僕に関わってくれた人みんなに感謝です!

 

 以上で最後のブログを終わりたいと思います。最後まで読んでいただきありがとうございました。

 色々偉そうに書いてしまったかもしれませんが、僕もまだ22歳の若者です。ぼくの老け顔にもいつか年齢と風格が追いつく日が来るでしょう。まだまだ一緒に成長していきましょう!

 それではバイバイ!!

コメントをお書きください

コメント: 7
  • #1

    01 近藤 (水曜日, 10 11月 2021 11:17)

    3年間、選手としてお疲れさま。1年間主将お疲れさま。選手として主将としての葛藤も沢山あったと思うけど、挫けずにいつも部活のことを考えて、部をまとめてくれたこと、本当に感謝しています。一緒にバドミントンしてくれてありがとう!

  • #2

    01更屋 (水曜日, 10 11月 2021 17:12)

    あと少しありますが、とりあえずお疲れ様でした。この3年間充実した部活生活を送れたのではないかと思います。僕は泉屋が同期で主将で本当に良かったなと思います。残り僅かですがやり切りましょう!

  • #3

    01鎌田 (日曜日, 14 11月 2021)

    3年間ありがとう!そしてお疲れ様!
    泉屋が01幹部のキャプテンで本当によかったです。残り10回ちょいですが最後まで頑張りましょ�
    膝にはくれぐれも気をつけてください。

  • #4

    01馬詰 (日曜日, 14 11月 2021 20:38)

    主将としてしっかりと一年間部活を引っ張ってくれてありがとう。部員全員の意見を広く取り入れよて実現しようという思いが強く感じられる、良い主将だったと思います。引退まであと少しよろしくお願いします。

  • #5

    01社本 (水曜日, 24 11月 2021 18:39)

    少し早いですが主将お疲れさまでした.そしてありがとうございました.
    泉屋くんが主将で良かったです.幹部が始まったころより,とても良い部活になったと思います.
    これからもよろしく!

  • #6

    01冨永 (火曜日, 30 11月 2021 01:15)

    まず、01幹部の主将という大きな仕事、1年間お疲れさまでした。01幹部になって新たなことを取り入れたり、実行したり部活をより良くしようという気持ちがすごく伝わりました。引退まで少し、頑張ろう!

  • #7

    01木村 (月曜日, 13 12月 2021 11:47)

    キャプテンお疲れ様!匠なら大丈夫。そう思わせてくれるような主将の姿でした。この1年間は僕たちに見えないところでたくさんの苦労もあったと思う。だからこそ、本当に最後まで頑張ってくれてありがとう。匠の一生懸命な姿は部員一人一人に力を与えてくれたと思う!飯食べに行こう!

メモ: * は入力必須項目です