11月25日(木)　混合練　01木村

こんにちは！今回のブログは01木村知貴が担当させていただきます。

ブログを書くのが苦手で回ってくるたびに困っていましたが、それも最後だと思うとこれまで部活で過ごした時間は本当に早かったなと感じます。ここまで部活を続けてこれたことは周りの支えがあったからでした。先輩や部員の皆、そして私の周りの方々には本当に感謝しています。先輩方や同期、後輩たちと話したり、練習に取り組んだりする中で広島大学体育会バドミントン部に入って良かったとしみじみと感じています。今回のブログでは3年間通して自分が思うことを書こうと思います。

　私は周りが見えなくなる経験が今まで何回かありました。「一生懸命に」「我武者羅に」やっていると評価してくれる人がいる一方で、それがまた自分を苦しめていました。高校時代部活で主将をしている時、受験勉強をしているとき、大学の部活に入った頃、周りのことを考えないで無我夢中で、やるべきことを一生懸命に取り組んでいました。同時に、視野が極端に狭くなり、周りが見えなくなっていました。特に部活に入った当初は本当に周りが見えず、ただ練習についていくだけで精一杯でした。また周りとの差に苦しい思いを感じたことも多々ありました。そんな私を変えてくれた１つがこの部活でした。学年が上がるにつれて少しずつではありますが、心に余裕をもって練習に取り組めるようになりました。これは周りで壁にぶつかりながらも頑張る部員の姿を見てきたからではないかと思います。人生楽しい時もしんどい時もありますが、苦しい時には戦っているのは一人じゃないんだと言い聞かせてください。もしかすると苦しい所から抜け出すヒントが自分の周りにあるかもしれません。

これから先、02、03はしんどい経験やつらい経験をするかもしれませんが、１人で苦しまないでください。自分だけでなく、近くの人に話したり周りを見渡したりするだけでも少しばかり楽になるはずです。「きっとよくなる」と、時には楽観視しながら部活に、勉強に勤しんでください。02、03なら大丈夫だと思います。

　上の話に繋がりますが、「感謝」を忘れないでください。大学3年間を通して自分は本当にたくさんの人に支えられていることに気づきました。親や友人、先輩、先生と挙げていけば数えきれません。「感謝」が大事だというのは小学校から言われていることで当たり前のことかもしれませんが、だからこそ大事にしてください。特に私たちはコロナウイルスのため部活ができず、苦しんだ経験があります。あの時感じた感謝の思いはこれから先の世代にも引き継いでもらいたいです。

　新幹部になるにあたって、誰もが主将としてなれるようなチームであってほしいと思います。来年度チームで向かっていく方向を今部会で話しあっています。それを踏まえたうえで個々が自分はこんなチームにするんだという思いをしっかり持っておいてください。そして、自分がチームを動かしていくんだ・変えていくんだという気持ちで練習に取り組んでください。幹部だけではなく皆でチームを創り上げていくそんな組織であることを私は願っています。その場その場で自分がすべきことは何かを考え、言われなくとも行動に移せる人達になっていってくださいね。

　最後に、絵本を紹介します。知っている人もいるかもしれませんが、私はいまだに自分が進む方法を見失った時にその絵本を思い出します。保育園・幼稚園・小学校で読んだことがある人もいるのではないでしょうか。最近幼稚園や司書教諭の授業を受けている際にふとまた最近思い出しました。お話はとてもシンプルな構造で、ぽっちゃり体型のカバくんが、意気揚々と登場し「ぼく、消防士になれるやろか」…が、体の重みではしごの段が全部折れて「なれへんかったわ」。その後も様々な職業に挑戦し、次々に失敗するという繰り返しです。挑戦に失敗するたび、がっくり落ち込むカバくん。すぐに立ち直って次の挑戦をするも、また失敗。漫画のようなユーモラスな展開の面白い絵本です。この本の最後には、何度も失敗を重ねたカバくんが一言こう言います。「ぼちぼちいこか」と。

　私も部活を終えると新しい生活が待っています。その時は次の目標に向けて、着実に進んでいきたいと思います。

　最後までお読みいただきありがとうございました。

　少しでも思いが伝わると幸いです。

　ぼちぼちいこか。